Horse Racing PredictionsG1予想
天皇賞・秋 全頭診断
【この最内は閉じ込める枠じゃない。最後まで体力を残すための枠🔥】先週の東京芝は、正直インを通した時点で厳しいと思えるほど外有利のバイアスが出ていました。自分もアルテミスSでは大外の穴馬を強く推奨したくらいで、内をロスなく回れば得をする通常の東京とは全く違った。ただ今週からBコースへ変更。柵を3メートル外へ動かしたことで、先週まで荒れていた部分は概ねカバーされています。直線の内柵沿いに軽い傷みは残るものの、全体としては良好な状態。つまり【先週の外有利を、そのまま今週へ当てはめるのは違う】という判断です。もちろん新品同様のインではない。それでもクロワデュノールなら、この程度の傷みを怖がる必要は無いだろう!重馬場の宝塚記念でも2着に踏ん張り、荒れた場所を通ってもフォームが崩れない。綺麗な芝で一瞬だけ切れる馬ではなく、パワーを使いながら長く脚を持続できるタイプです。そして東京芝2000メートルの1番枠。この馬にはかなり大きなプラスだと思っています。東京2000メートルはポケットからスタートし、序盤で早く隊列が決まる特殊なコース。外の馬は好位を欲しがれば横へ脚を使い、控えれば位置が後ろになる。対してクロワデュノールは、最初から押してポジションを奪う必要がない。ゲートを普通に出れば、自然に好位へ収まれる。内の最短距離を通りながら、前へ行く馬の直後でジッと我慢できる。乗る側からすれば、無理にハナへ行く必要もないし、最内で後方まで下げる必要もない。3〜5番手辺りで前に壁を作り、直線まで余計な動きをしなければいい。最内枠で怖いのは包まれることですが、後方一気の馬とは違う。自分である程度の位置を取れるクロワデュノールなら、進路が無くなる前に鞍上が動ける。内の傷みが想像以上なら、道中で一頭分だけ外へ出す選択肢も取れるだけの操縦性があります。さらに強烈なのが天皇賞・秋の勝ち馬データ。過去10年の勝ち馬は全て【東京GⅠの勝ち馬】または【日本ダービー2着馬】東京でトップレベルの能力を証明した馬しか勝っていません。クロワデュノールは日本ダービー馬。今年も大阪杯と天皇賞・春を勝ち、宝塚記念2着。2026年のプレレーティング122はメンバー最上位タイです。さらに前走宝塚記念組は過去10年で【3勝・2着2回・3着3回】3着内率34.8%。ローテーションも王道。東京実績も文句なし。枠もこの馬の操縦性なら生かせる。不安を挙げるなら、極端なスローで馬群が固まり、直線入口まで完全に前が開かない形。ただそれでも、他の差し馬より一列前で競馬ができる分だけ対応しやすい。【荒れた芝を苦にしないパワー】【最短距離を通せる1番枠】【自然に好位を取れる競馬センス】【東京GⅠを勝っている絶対能力】ここまで揃えば馬券圏内はかなり堅いと判断したい。勝ち切るかは直線の進路とマスカレードボールとの仕掛け合い次第。それでも軸として一番信頼できるのはこの馬。【崩れる姿が一番想像しにくいS評価】です🔥
【枠は最高。ただ枠順だけで能力差まで埋まるほどGⅠは甘くない】1枠2番は間違いなく買える材料です。東京芝2000メートルで外から位置を取りに行く必要がなく、スタート後はクロワデュノールの後ろへ入れれば、最短距離を通りながら脚を溜められる。距離ロスだけを考えれば、これ以上ない並びでしょう。ただ、今のエルトンバローズにとって【内枠=絶好枠】とまでは思いません。一番の問題は、近走スタート後にポジションを取れなくなっていること。前走の毎日王冠も11番手付近から運び、4コーナーでは13番手。上がり33秒3を使っても9着、勝ち馬とは0秒6差でした。数字だけ見れば脚を使っている。でも騎手目線で言えば、勝負所でレースへ参加できていない末脚は過大評価したくない。前が加速した時に後ろで待たされ、直線へ向いてから追い出している。それではGⅠの東京2000メートルで、クロワデュノールやマスカレードボールをまとめて差すのは厳しい。今回はキャリア初の2000メートル。距離が延びれば追走は楽になると思います。マイルや1800メートルより前半の流れが落ち着き、今より一列前を取れる可能性はある。ただし、これは【2000メートルが合うと証明されている距離延長】ではない。短い距離でポジションを取れなくなってきたため、距離を延ばして追走を楽にする選択にも見えます。ここは全く意味が違う。前半が楽になっても、東京2000メートルは直線でGⅠ級の反応を求められる舞台。追走に余裕ができたからといって、最後の切れ味まで一段上がる保証はありません。むしろ2番枠から出遅れ気味に後方へ下がると、前にはクロワデュノールを含む有力馬が入る。内で脚を溜められる反面、勝負所で外へ出せず、直線で進路を探している間に置かれる可能性が高い。逆に包まれるのを嫌って序盤から出して行けば、初の2000メートルで力み、最後の脚を削る怖さがある。乗る側からしても、見た目ほど簡単な枠ではありません。データも厳しい。過去10年の天皇賞・秋で6歳馬は【0勝・2着0回・3着1回・着外23回】前走毎日王冠組も【0勝・2着0回・3着4回・着外28回】32頭走って連対馬はゼロ。さらに今年のプレレーティングは111。クロワデュノールとマスカレードボールの122とは、現時点で数字上も明確な差があります。東京1800メートルの毎日王冠を勝った実績は認めます。東京コースそのものが合わない馬でもない。ただ【東京が得意】と【東京2000メートルのGⅠを勝ち負けできる】は別の話。今回は好枠を引いたことで多少の上昇はあっても、近走の位置取り、初距離、年齢、相手関係まで考えると、越えなければいけない壁が多過ぎる。内で奇跡的に進路が開き、全くロスなく運んでどこまで。それでも馬券圏内まで強く期待する材料には足りません。【買えるのは枠だけ】【能力比較と近走内容はハッキリ割引】人気がなくても今回は拾わない。現時点では用なしの【C評価】です。
【能力ならA評価。ただ3番人気で買う期待値まで考えると一段下げたい】正直、能力だけならA評価でいい馬です。ホープフルS、有馬記念、エリザベス女王杯とGⅠを3勝。牡馬相手でも結果を残してきたし、56キロで走れるのも当然プラス。ただ今回3番人気まで売れているなら、能力だけを見て飛びつくほど馬券的に面白いとは思いません。この馬で一番大事なのは【スタート後にどの位置へ収まれるか】。元々ゲートからビューンと出る馬ではなく、半歩遅れて後ろになる可能性があるタイプ。有馬記念を勝った時は普段よりスタートが決まり、内枠から良いポジションへ収まれたことが相当大きかった。今回も2枠3番。東京芝2000mはスタートから最初のコーナーまでが短く、外枠から位置を取りに行けば余計な脚を使う。その点、この馬が内枠を引けたことは間違いなく追い風です。五分に出れば、クロワデュノールの後ろ付近で壁を作りながら最短距離を通せる。無理に前へ出さなくても、内で脚を温存しながら直線まで我慢できる。ただ、出遅れて後方へ下がった場合は話が変わる。馬群の中で進路を探し、直線で外へ出すまでにワンテンポ遅れる可能性がある。東京2000mは直線が長いとはいえ、GⅠ級が前で33秒台を使えば、後ろから進路を探している時間は致命傷になります。天皇賞・秋の2枠は過去20年で【2勝・2着2回・3着0回・着外32回】複勝率11.1%。枠だけで強く買えるほどの数字ではありません。ただ3番からは近年もパンサラッサの2着、ジャスティンパレスの3着があり、東京2000mで距離ロスを抑えられる馬番であることは間違いない。レガレイラが普通にゲートを出せるなら、この枠は生きます。距離は2000mなので問題ない。ただ【東京の2000m】は少し忙しい可能性があります。中山や京都のようにコーナーや坂を利用しながら長く脚を使う競馬ではなく、東京はある程度の位置を取り、直線で瞬時に加速する力が必要。この馬は大きなフットワークで徐々にエンジンを掛けたいタイプなので、前半で置かれると能力を出し切れない怖さがあります。さらにGⅠ3勝は全て右回り。左回りはアイビーS3着、日本ダービー5着、ローズS5着で未勝利です。ただ、今回は右手前でのストライドが良くなっていることから、あえてエリザベス女王杯ではなく左回りの天皇賞・秋へ矛先を向けてきた。1週前追い切りへ乗った岩田望来騎手も、折り合いと左回りは気にならなかったと話している。ここは陣営の選択を素直に買いたくなる材料です。近2走は宝塚記念7着、オールカマー4着。数字だけ見れば物足りないが、どちらも重馬場。本来の反応や切れ味を出し切れない条件だった。今回は良馬場で、Bコース替わりの東京芝。これまでの5勝全てが良馬場という馬だけに、条件好転は明確です。最終追い切りも美浦ウッドでラスト11秒2。馬群を想定した3頭併せで折り合いを確認し、ゴールへ向かってしっかり反応できている。前走を使った上積みもあり、状態面を理由に評価を下げる必要は無いだろう!それでも自分がB+に留める理由は、やはり人気とのバランス。【内枠】【良馬場】【56キロ】【GⅠ3勝の能力】【左回りを狙って使う意図】買える材料はかなり揃っています。一方で【スタートが安定しない】【東京2000mでは位置取りが重要】【左回り未勝利】【3番人気で妙味が薄い】この不安も無視できません。五分に出て中団より前へ収まれば、馬券圏内まで十分。ただ出遅れて内で包まれた時に、自分から競馬を立て直せるかは分からない。能力だけならA評価。オッズと条件を合わせると、最終的に買うか迷う【A寄りのB+評価】です🔥
【能力差を認めたうえで買う。枠・展開・横山典弘・60倍なら賭けに見合う🔥】今回、自分が推奨している馬の中で最も人気が無いのがレディネス。能力だけを真っすぐ比較すれば、クロワデュノールやマスカレードボールと同じ位置にいるとは思っていません。プレレーティングも112で、トップの122とは明確に差がある。ただ競馬は能力順に3頭並んで決まるものではない。特に東京芝2000メートルは、枠と序盤の立ち回りで消費するエネルギーが大きく変わる舞台。外から好位を取りに行けば脚を使うし、控えれば位置を失う。その点、2枠4番はかなり面白いところを引きました。近5年の東京芝2000メートルで4番は【24勝・2着18回・3着20回】勝率10.9%。さらに天皇賞・秋の4番も過去10年で【1勝・2着1回・着外8回】派手な数字ではないが、勝ち馬も2着馬も出ている。何より過去10年の天皇賞・秋は、勝ち馬10頭全てが一桁馬番です。レディネス自身も東京2000メートルのプリンシパルSを上がり33秒2で勝利。白富士Sでも1分57秒5で4着まで走っている。今回の舞台を全く経験していない穴馬ではなく、東京2000メートルで脚を溜めて反応できることは既に証明しています。そして近2走の内容がいい。札幌記念は10番人気で3着。前走の毎日王冠も7番人気で3着。毎日王冠では3番枠から7番手付近で入り、道中は5番手まで自然に押し上げ、直線も上がり33秒5。勝ったセイウンハーデスとは僅か0秒2差でした。前が残る流れの中で、後方から着を拾っただけではない。前を射程に入れながら、自分も速い脚を使って最後まで崩れなかった。これは今の充実度を素直に評価していいです。今回は前走と似た内目の4番。乗る側からすると、無理にポジションを取りに行く必要はない。内のクロワデュノールやレガレイラ、外のセイウンハーデスやホウオウビスケッツの出方を見ながら、4〜6番手の内へ収められれば理想です。前走は少しハミを噛む場面もあっただけに、前へ壁を作れる内枠もプラス。そして鞍上は横山典弘騎手。この人気なら、安全に外へ出して全馬を力で差し切ろうとは考えないはず。勝負するなら内でジッと我慢して、直線で一頭分の進路が開くことに賭ける。開けば一発。開かなければ終わり。まさにギャンブルです。ただ単勝60倍前後なら、その一か八かは十分オッズに見合う。最終追い切りも横山典弘騎手を背にCWで6ハロン78秒3。速い時計を出しながら最後まで楽な手応えで、状態面はかなり良さそう。調教後馬体重も前走494キロから506キロまで増えており、使い詰めでも細くなった印象はありません。もちろん不安もある。今回は相手が一気に強くなり、前走毎日王冠組も過去10年の天皇賞・秋では勝ち切れていない。力で正面から有力馬をねじ伏せる形なら分が悪いです。だから軸にはしない。ただ内で脚を溜め、有力馬が外へ持ち出す中で一頭だけ最短距離を通り、直線で進路が開けば話は別。【東京2000メートル実績】【近2走連続GⅡ3着】【勝率10.9%の4番ゲート】【横山典弘騎手の一発】【単勝60倍前後】能力だけならB評価。オッズ期待値まで含めれば、必ず押さえておきたいA評価です。この馬が真っ向勝負で一番強いとは思っていない。それでも今回の条件なら【強い馬を負かす隙がある】割に合うギャンブルとして、レディネスは買いたいです🔥
【東京GⅠ馬+内寄りの5番枠。それでも今の状態と2000m適性では買えない】この馬の一番大きな買い材料は、2023年のNHKマイルCを勝っている東京GⅠ馬ということ。過去10年の天皇賞・秋勝ち馬は、全馬が東京GⅠ勝ちか日本ダービー2着の実績を持っている。シャンパンカラーも、この強い条件だけなら当てはまります。さらに3枠5番も悪くない。東京芝2000mは外から好位を取りに行くほど、序盤で余計な脚を使いやすい舞台。5番なら外枠の馬より距離ロスを抑えやすく、五分に出れば内の先行馬を見ながら馬群の中へ収められる。ただし、この馬の場合は【内寄りの枠が必ずしもプラスになるとは限らない】。前走の毎日王冠は6番手付近へ入ったものの、道中で9番手まで下がり13着。上がり33秒5という数字だけを見れば脚は使っていますが、勝負所で前との差を詰められず、レースへ参加できないまま終わった印象です。今のシャンパンカラーは、スタートを決めても自然に好位を維持できる状態ではない。5番から半歩遅れれば、内外の馬に前へ入られて馬群の中で位置を下げる。そこから直線で進路を探している間に、クロワデュノールやマスカレードボールは先に加速してしまう。逆に位置を取ろうとして前半から出して行けば、久々の2000mで最後の脚を失う可能性が高い。乗る側からすると【内で脚を溜めたい】【でも位置を下げ過ぎたくない】この二つを同時に叶えるのが難しい馬です。そして最大の不安は距離。この馬の左回り芝3勝は、全て東京芝1600m。東京コースが得意なのは間違いないが【東京マイルが得意】なのであって、東京2000mまで同じ評価にするのは危険です。芝2000mは3歳時の京成杯で一度だけ走り6着。その後は1400〜1800mを中心に使われ、2026年の公式レーティングも113M。現在の能力評価もマイル区分で付いています。2000mへ延びて追走が楽になる可能性はある。ただ、東京2000mはユッタリ走ればいい条件ではない。直線525.9mの中で坂を越え、そこからもう一度伸び続ける持続力が必要になります。マイルで位置を取れなくなってきた馬が、距離延長だけでGⅠ級の末脚を使えるようになるとは思えません。近走内容も厳しい。今年は東京新聞杯で4着まで来たものの、その後は中山記念10着マイラーズC9着安田記念12着毎日王冠13着。4戦連続で馬券圏外となり、直近2走の東京でも12着、13着。得意な府中へ戻れば変わるという段階は、既に過ぎているように見えます。データでも6歳馬は過去10年【0勝・2着0回・3着1回・着外23回】さらに毎日王冠組も【0勝・2着0回・3着4回・着外28回】前走で10番人気以下だった馬も【0勝・2着0回・3着1回・着外14回】年齢、前走ローテ、前走評価の全てで厳しい条件へ入っています。最終追い切りは坂路4ハロン50秒8の自己ベスト。状態そのものは前走以上だと思いますし、東京GⅠ馬の底力まで否定するつもりはない。ただ陣営からも、気持ちが噛み合うかが鍵という話が出ている。時計が速いから買うのではなく【その動きをレースで出せる状態か】ここを見なければいけません。馬場が大きく渋り、前が総崩れになればNHKマイルCのような一発を想像する余地はある。それでも現状の良馬場想定で、2000mのトップクラスを相手に真っ向勝負するのは厳しい。【東京GⅠ勝ちと5番枠は買い材料】【近走内容・久々の2000m・年齢・位置取りは明確な消し材料】枠だけで能力差と適性差を埋めるのは難しい。今回は人気の有無に関係なく拾いません。【現時点では用なしのC評価】です。
【奇跡の復活を果たしたラストラン。買うなら能力以上に“舞台と人馬の執念”🔥】4歳時の七夕賞を勝った直後に屈腱炎を発症。公表された損傷率は22.5%で、橋口調教師も現役続行は難しいと思ったほどの大けが。競走馬にとって再発リスクが高く、かつては不治の病とも言われた屈腱炎から1年以上休み、それでも重賞戦線へ戻ってきた。そして復帰後は東京のエプソムCをコースレコードで勝利。前走の毎日王冠まで制したのだから、もう「よく復帰した馬」という評価では足りない。今も普通にGⅠで戦える能力を持っています。前走の毎日王冠は4番手から3番手へ収まり、直線では逃げ粘るホウオウビスケッツをゴール寸前で差し切り。1分45秒5、上がり33秒5。内枠から何ひとつ無駄な動きをせず、前に壁を作って脚を溜め、進路ができた瞬間だけ反応させた。幸騎手の立ち回りまで含めて完璧な競馬でした。ただ陣営によれば、前走はまだ休み明け感が残り、8割にも満たない感触だったとのこと。今回は一度使ったことで馬体の張りが一変。1週前追い切りはCWで6ハロン80秒0、ラスト11秒7。最終追い切りも馬なりで予定通り消化し、橋口調教師は今回の方が明らかに状態がいいと話しています。前走が目一杯の完成形ではなく【毎日王冠を勝って、さらに上積みがある】ここは大きな買い材料です。そして3枠6番も、この馬にはかなり乗りやすい。東京芝2000メートルはスタート後すぐにコーナーへ入るため、外枠の先行馬は位置を取りに行くだけで脚を使う。6番なら内のクロワデュノールやレガレイラを見ながら、外のホウオウビスケッツや先行勢が主張するかも確認できる。無理にハナを奪う必要はない。前走のように3〜5番手で壁を作り、最初のコーナーまでに余計な脚を使わず収まれば理想です。天皇賞・秋の3枠は過去20年で【1勝・2着1回・3着6回】勝ち切りの数字は強くないが、複勝率22.2%。3着が多いように、内でロスを抑えながら前を射程に入れられる馬には悪くない枠です。この馬自身も東京でプリンシパルSエプソムC毎日王冠を勝利。左回りの長い直線で伸び伸び走れ、好位から長く脚を使える東京適性は疑う必要が無いだろう!2000メートルも七夕賞を勝っており、距離延長そのものは問題ない。むしろ1800メートルより前半の追走が少し楽になることで、自然に好位へ収まりやすくなる可能性があります。そして今回はラストラン。幸騎手はこの日、東京でセイウンハーデスの1鞍だけ。長くコンビを組み、七夕賞、エプソムC、毎日王冠を一緒に勝ってきた人馬が、最後にGⅠへ挑みます。自分も現役時代、西山オーナーのネロが引退レースとして挑んだカペラSで騎乗させてもらった。あの時に抜擢してもらった縁もあるだけに、この馬の復活と前走の勝利は本当に嬉しかったし、最後も応援したい気持ちは強いです。ただし馬券評価は、情だけでAには上げません。前走は枠、位置、進路、仕掛けのタイミングまで全てが完璧。今回は相手が一気に強くなり、200メートル延長でクロワデュノールやマスカレードボールを力で倒す必要があります。さらに近年の天皇賞・秋は4、5歳馬が中心で、7歳以上はかなり苦戦。前走以上に状態が上がっていても、能力の絶対値と年齢データを考えれば、軸として信頼するところまではいかない。ただ今回の人気なら話は別。【前走以上の仕上がり】【東京で重賞2勝を含む3勝】【先行力を生かせる3枠6番】【2000メートル重賞勝ち】【幸騎手とのラストラン】能力だけで真っ向勝負すれば分が悪い可能性はある。それでも前走同様、前を射程に入れながら内で息を入れ、直線まで仕掛けを待てれば馬券圏内へ残る力は十分あります。A評価まで上げるには年齢と前走が完璧過ぎた点が怖い。ただB評価で軽く扱うには、舞台適性と今回の上積みが大き過ぎる。【最後の最後にもう一度、奇跡を起こしても驚かない】応援だけではなく馬券的にも押さえる価値があるA寄りの【B+評価】です🔥
【能力の最大値ならクロワデュノール以上。ただ安定感では一歩譲る】潜在能力だけを比較するなら、自分はクロワデュノールよりマスカレードボールの方が高いと断言していいと思っています。昨年の天皇賞・秋は今回と同じ7番から、中団でジッと脚を溜めて上がり32秒3。直線だけで一気に差し切りGⅠ初制覇。続くジャパンCでは前半1000m57秒6の超ハイペースを後方から追いかけ、世界トップクラスのカランダガンとアタマ差。上がり33秒4で最後まで食い下がった。スローの瞬発力勝負でも、速い流れの持続戦でも脚を使える。【能力を全て出し切った時の破壊力は現役トップクラス】東京GⅠも日本ダービー2着、天皇賞・秋1着、ジャパンC2着と3戦連続連対。東京コースへの適性を疑う理由は何も無いだろう!今年の香港でもロマンチックウォリアーと0秒2差の2着。前走キングジョージは7着でも、日本とは全く違うタフな2400mと折り合いで力を出し切れなかったもの。今回の東京2000mへ戻るのは明確な条件好転です。そして4枠7番。天皇賞・秋は2022年から昨年まで【7番が4年連続勝利中】。マスカレードボール自身も昨年、この7番から勝っています。東京2000mは最初のコーナーまでが短く、大外から位置を取れば脚を使う。逆に内過ぎれば包まれる危険もある。7番なら内のクロワデュノールやレガレイラを前へ置きつつ、馬群の一列外でリズムを作れる。直線も内へ進路を探すか、外へ持ち出すかを選びやすい。この馬の末脚を引き出すには理想に近い枠です🔥ただし今回、自分がクロワデュノールより安定感を一段下に見る理由は【スタートと位置取り】。近走のスタートを見ると、以前よりスッと流れへ乗れない場面が増えたように映る。過去にはゲート入りを嫌がる面もあり、半歩遅れれば自然と中団より後ろになります。一方のクロワデュノールは1番枠から、自分で好位を取れる馬。東京2000mで極端なスローになり、前の馬まで上がり33秒台を使う展開なら、マスカレードボールは能力最上位でも届かない可能性がある。乗る側からすると、この馬で一番やってはいけないのは、出遅れを取り返そうとして序盤から押し上げること。前半で脚を使えば最大の武器である末脚が鈍る。スタートが多少遅くても焦らずクロワデュノールを射程に入れ、直線へ向くまで我慢する。追い出しを一呼吸待ち、進路ができた瞬間だけ爆発させる形が理想です。海外帰りの初戦も簡単ではありません。香港2着の後にイギリス遠征を経験し、今回は日本の高速芝へ戻る。海外のタフな競馬から東京の速い反応へ、すぐ対応できるかは確認が必要。ただ陣営はキングジョージ後のダメージが少なく、帰国後も思い描いた通りに調整できたと話している。ゲート練習も以前より素直で、最終追い切り後も十分仕上がったという評価。ここを疑い過ぎる必要は無いと思います。【東京GⅠで3戦連続連対】【昨年の天皇賞・秋覇者】【世界トップクラスとアタマ差】【昨年と同じ黄金の7番】【現役屈指の末脚+ルメール騎手】勝ち切る能力なら今回のメンバーでNo.1まである。ただし、能力を安定して発揮できる確率ではクロワデュノールが一枚上。クロワは自分で位置を取って勝負できるが、こちらはスタートと展開に左右される部分が残っています。【軸の安定感ならクロワデュノール】【突き抜けた時の強さならマスカレードボール】多少後ろからでも、前が流れて直線で綺麗に進路が開けば、一気に全馬を飲み込む。連覇まで十分期待できる【S評価】です🔥
【東京2000㍍の数字だけなら買いたくなる。ただ今回は相手と求められる位置取りが違い過ぎる】最初に買える材料から話すと、4枠8番は決して悪い枠ではありません。過去10年の天皇賞・秋で4枠は【4勝・3着1回】8番も【1勝・3着1回】内過ぎて包まれる危険が少なく、外過ぎて最初のコーナーまでに脚を使う必要もない。中団で脚を溜めたいジュンブロッサムにとって、競馬を組み立てやすい枠なのは間違いないです。さらに東京芝2000㍍は【1勝・2着2回・3着1回】4戦全て馬券圏内。前走のオクトーバーSも11番手付近から上がり34秒1を使い、勝ち馬と僅か0秒1差の3着。マイルでは追走に苦労するようになった中で、2000㍍へ延ばして道中のリズムが良くなった点は素直に評価したい。状態も悪くない。前走は引っ張り切れないほどの手応えで運び、最後まで長く脚を使った。今回も坂路で力強く動けており、友道調教師も具合の良さを認めています。ここまで見れば、200倍近い人気薄なら一瞬買いたくなる馬です。ただ自分はC評価。最大の理由は【前走と今回では、前にいる馬のレベルが全く違う】から。前走はリステッド競走で、11番手から上がり34秒1を使っても3着。今回はクロワデュノールやセイウンハーデスなど、自分より前の位置から速い上がりを使えるGⅠ級が揃っています。同じように中団後方で構えれば、直線でジュンブロッサムが伸びても、前の有力馬まで一緒に伸びてしまう。乗る側からすると、今回は前走より一列でも前を取りたい。ただ、この馬の末脚は道中で無理をせず、折り合いに専念してこそ生きる。序盤から出して位置を取りに行けば、最後の伸びを削る可能性がある。前へ出せば末脚が鈍る。控えれば強い馬を差し切れない。この二択になりやすいのが厳しいです。東京2000㍍で4戦全て馬券圏内という数字も強く見えますが、その内訳には2歳未勝利や条件戦も含まれている。前走でようやくリステッド3着まで戻してきた馬を、いきなり現役トップクラスが揃うGⅠで同じ評価にはできません。年齢データも大きな壁。過去10年の天皇賞・秋で7歳以上は【0勝・2着0回・3着0回・着外13回】馬券圏内は一頭もいません。二桁人気馬も過去10年で【0勝・2着0回・3着1回・着外53回】展開が向いて末脚を使うだけでは届かず、若くて能力の高い馬を自分から捕まえに行く力まで求められるレースです。2024年の富士Sを勝った能力は認めます。前走で復調の兆しを見せたことも間違いない。ただ陣営も今回は、しまいを生かしてどこまで差を詰められるかという構え。勝ちに行って前を捕まえるというより、末脚を温存して着順を上げる競馬になる可能性が高い。前が総崩れになる展開なら掲示板への食い込みはあっていい。それでも馬券圏内まで来るには【前崩れ】【直線でスムーズに進路確保】【有力馬の凡走】この全てが必要に見えます。【枠は買える】【東京2000㍍実績も買える】【状態も悪くない】それでもGⅠの能力比較と脚質を考えれば、今回は拾わない。人気薄だから夢を見る馬ではなく人気薄になるだけの理由がある馬。現時点では用なしの【C評価】です。
【逃げてこその馬。残すなら自分のリズムへ持ち込む形だけ🔥】前走の毎日王冠は17頭立ての13番枠から迷わずハナへ立ち、自分のリズムでレースを作ってハナ差2着。最後はセイウンハーデスに交わされたものの、上がり33秒9で1分45秒5。外枠から先手を奪い、直線でも最後まで止まっていない。毎日王冠3年連続2着という東京1800㍍への適性も含めて、前走はこの馬の良さを最大限に引き出した完璧に近い競馬でした。やはりホウオウビスケッツは【逃げて自分で一定のラップを刻む形】が一番強い。番手でも競馬はできます。ただ前の馬に合わせて加速を待つと、この馬のしぶとさより瞬間的な反応を求められてしまう。自分から淡々と走り、後ろの馬へ早めに脚を使わせる方が明らかに持ち味は生きます。実際に一昨年の天皇賞・秋は、今回と同じ9番から逃げて3着。前半1000㍍59秒9の流れを自分で作り、最後はドウデュースとタスティエーラに交わされても0秒3差。東京2000㍍のGⅠで逃げて残れる能力は、すでに証明済みです。一方で昨年は2番手へ控え、上がり32秒台の勝負に付き合って13着。着差自体は0秒6でしたが、逃げ馬を見ながら待たされたことで、この馬が得意な持続力勝負へ持ち込めなかった。番手が絶対駄目というより【控えるほど最大値が下がる馬】という判断です。今回は5枠9番。東京芝2000㍍は最初のコーナーまでが短く、外枠の先行馬は位置を取りに行くだけで脚を使います。その点、9番なら極端に外を回されず、内のセイウンハーデスを確認しながらハナを主張できる。しかも9番は近年の天皇賞・秋で非常に相性が良く、この馬自身も同じ馬番から3着。枠だけなら間違いなく買える材料です。ただ今回は前走ほど簡単ではない。内にはセイウンハーデス。外からはリアライズシリウスが前を意識する可能性があり、コスモキュランダも早めに動けば3〜4コーナーで圧を掛けてくる。ハナ自体は取れても、前走のように自分だけが気持ち良く運べる保証はありません。乗る側からすると、岩田康誠騎手が最初の200㍍で腹を括れるかが全て。周囲を気にして中途半端に控えれば、この馬の良さが消える。逆に多少速くてもハナを取り切り、向正面で一度息を入れ、3コーナーから徐々にペースを上げられれば、後続へ瞬発力ではなく持続力を求める形にできます。理想は前半1000㍍59秒台。遅過ぎて直線だけの切れ味勝負になるのも嫌だし、前半から競られて58秒台へ入るのも苦しい。自分の呼吸で淡々と走り、クロワデュノールやマスカレードボールが動く前に少しでもリードを作りたい。状態面はかなり良さそう。調教後馬体重は前走502キロから512キロ。陣営も前走以上、ピークと言えるほどの状態と話しており、6歳秋でも衰えを感じさせません。能力だけなら一昨年の3着再現は十分。ただ今年は、前へ接近してくる馬が多く、後ろには現役トップクラスが揃った。勝ち切るには展開の助けが必要です。【逃げ切れれば残る】【番手で待たされると厳しい】【早めに外から圧を掛けられれば苦しくなる】条件がハッキリした馬。頭まで強く狙う評価ではない。それでも9番から自分の形へ持ち込み、岩田康誠騎手が後続へ脚を使わせる逃げを打てれば【3着へ残す可能性は十分ある】と見ています。最終的に相手へ入れるか迷う【B評価】です🔥
【怪物候補なのか、条件戦上がりなのか。今回一番“正体が分からない馬”🔥】通算9戦で4勝、2着2回、3着1回。馬券圏内率は77.8%で、芝2000㍍も2戦して1勝2着1回と連対率100%。距離そのものを不安視する必要は無いだろう!特に前走の博多Sは強かった。好位4番手から進め、勝負所でも慌てず直線へ向いてから一気に抜け出し、最後は3馬身差。58キロを背負いながら、後続を力でねじ伏せた内容は素直に評価したい。この馬の魅力は、まだ全能力を出し切ったように見えないこと。気性面に難しさを抱えながら、それでも勝負所では川田騎手の合図に反応し、他馬より一段速く加速できる。完成度では今回のGⅠ馬たちに劣っても、能力の上限だけならまだ誰にも分からない怖さがあります。3歳時の共同通信杯も、キャリア2戦目で4着。勝ったのは今回の有力馬マスカレードボール。初めての左回り、初めての東京、重賞初挑戦で大きく崩れなかったことを考えれば、左回りが全く駄目な馬ではありません。さらに今回は5枠10番。5枠自体は過去20年の天皇賞・秋で【2勝・2着5回・3着2回】複勝率23.1%。枠だけなら極端な不利ではありません。内にはセイウンハーデスやホウオウビスケッツなど、前へ行く可能性が高い馬がいる。10番から無理にポジションを取りに行かず、その直後の4〜6番手へ自然に収まれれば理想です。乗る側からすると、気性の難しい馬を最初から押して行くのは怖い。前半でスイッチを入れ過ぎれば、直線まで気持ちと体力が残らない。川田騎手には内の先行馬を先に行かせ、馬群の一列外でリズムを守ってほしい。砂を被る競馬ではありませんが、芝でも馬群の中で何度もブレーキを踏む形は避けたい馬。10番なら完全に包まれる危険は少なく、自分のタイミングで動きやすい。フットワークの大きさを考えれば、内で窮屈になるよりは悪くない並びです。ただし【10番はギリギリ】。過去10年の天皇賞・秋で10番は【0勝・2着0回・3着1回・着外9回】さらに10番から外は合計【0勝・2着1回・3着2回・着外52回】勝ち馬は一頭も出ていません。東京芝2000㍍はスタート後すぐにコーナーへ入るため、外へ行くほど序盤の距離ロスが増える。10番は内枠有利の恩恵を受けられる最後の境目という印象です。そして最大の不安は【前走3勝クラスから一気にGⅠ】という点。過去10年の天皇賞・秋では、前走がGⅢ以下だった馬は馬券圏内ゼロ。ネブラディスクは4歳馬で成長力もあり、普通の条件馬とは思っていない。ただ今回はクロワデュノール、マスカレードボール、レガレイラなど、すでにGⅠで能力を証明している馬が揃っています。前走までのように、自分のタイミングで前を捕まえに行けるとは限らない。前の馬まで速い脚を使う中で、初めてGⅠの圧力を受けた時に同じ反応ができるか。ここは走ってみないと分かりません。状態面は良さそう。調教後の馬体重は前走から8キロ増。福永調教師も追い切り後にさらに良くなったと話しており、馬体を減らさずプラス体重で出られるなら成長材料になります。ただしテンションが異常に上がる可能性がある馬。パドックから返し馬で力み、ゲートまでに余計なエネルギーを使っていないかは必ず確認したい。【前走の勝ち方】【2000㍍連対率100%】【4歳馬の成長力】【川田騎手との相性】【まだ底を見せていない能力】買いたくなる材料は十分あります。一方で【前走3勝クラス】【初GⅠ】【東京2000㍍初経験】【過去10年で不振の10番】【気性面の難しさ】越える壁もかなり多い。能力だけなら一気に通用しても驚かない。ただ現時点でGⅠ馬を相手に軸として信頼するのは怖い。パドックで落ち着きがあり、馬体を減らさず出てくれば相手には入れたい。逆にテンションが高く、馬体まで減っているなら評価を下げる。【買うか買わないか、最後まで迷うB評価】です🔥
【前走で単勝を取ったから追いかけるんじゃない。2000㍍での完成度が本物🔥】前走の札幌記念は瀧川の本命で単勝ぶち抜き🎉展開が向いたこと、洋芝や当日の馬場傾向がこの馬に噛み合ったことは間違いないです。ただ、それだけで片づける内容でもない。15番枠から12番手付近で脚を溜め、勝負所から外を回して進出。直線では上がり34秒6を使って2着へ2馬身半差をつけ、勝ち時計1分58秒2のコースレコード。しかも58キロを背負っての完勝です。元々この馬は、軽いスピードだけでレコードを叩き出す高速専用馬には見えなかった。それでも時計を一気に詰めたのは【環境が向いただけではなく、馬自身が完全に充実期へ入った】と考えたい。さらに強烈なのが2000㍍の安定感。昨年の中日新聞杯は後方から上がり33秒2で重賞初制覇。今年の金鯱賞も11番手付近から上がり33秒5で差し切り。そして札幌記念をコースレコードで完勝。芝2000㍍の重賞に限れば現在3連勝中です。芝2000㍍通算も【6勝・2着7回・3着4回・着外4回】21戦して17回馬券圏内。3着内率は約81%。中京の左回りでも、札幌の右回りでも結果を出している。時計勝負、持続戦、差し決着と条件が変わっても崩れないのだから、今のこの馬にとって2000㍍は完全にベストです。問題は東京初経験と6枠11番。理想を言えばもう少し内が欲しかった。東京2000㍍はスタート後すぐにコーナーへ入るため、外から位置を取りに行けば序盤だけで余計なエネルギーを使う。さらに天皇賞・秋の11番は過去10年で馬券圏内ゼロ。枠順データだけなら明確な買い材料ではありません。ただ、この馬は好位を取りに行く先行馬ではない。内枠から馬群に閉じ込められ、直線で進路を探すより、11番から前の動きを見ながら運べる方が脚質的には悪くないです。乗る側からすれば、ゲートから無理に押してポジションを取る必要はない。内のホウオウビスケッツやセイウンハーデスを先に行かせ、7〜10番手辺りの馬群の一列外へ収めたい。外を回し続けるのではなく、最初のコーナーまでに一頭分でも内へ入れ、前に壁を作って折り合わせる。そこから3〜4コーナーで馬群が固まる前に進路を確保し、直線で一気に反応させる形が理想です。前走までのシェイクユアハートなら、東京の直線で一瞬の反応を求められることが不安でした。ただ札幌記念では、進路ができてから想像以上に速く反応している。古川吉洋騎手も、以前より反応と瞬発力が増していると話しており、単純な持続力型からもう一段進化した可能性があります。展開も完全なスローより、ある程度は流れると見ています。ホウオウビスケッツが逃げを主張し、リアライズシリウスやコスモキュランダも早めに前へ接近する可能性がある。前の有力馬が互いを意識して早めに動けば、後ろで脚を溜めるこの馬には理想的です。逆に前半が極端に落ち着き、クロワデュノールやセイウンハーデスまで直線で33秒台を使う流れになると厳しい。この馬は自分でペースを作れない以上、どうしても展開待ちの部分は残ります。状態面はかなり良さそう。1週前はCWで6ハロン79秒2、ラスト11秒4。最終追い切りも馬なりで81秒3―11秒4を楽々計時し、前走以上の状態という話まで出ています。調教後馬体重は前走の450キロから462キロ。輸送で減ることを想定しての数字ですが、札幌記念時のような細さを心配する必要は無さそうです。【芝2000㍍重賞3連勝】【2000㍍の馬券圏内率約81%】【札幌記念を58キロでレコード完勝】【左回りの中京重賞を2勝】【前走以上を感じさせる調教内容】買える材料は十分過ぎるほど揃っています。一方で【東京初経験】【過去10年で馬券圏内ゼロの11番】【自分から展開を作れない脚質】【前残りの瞬発力勝負では届かない可能性】ここは当然不安です。だから軸として信頼するS評価までは上げない。ただ、枠順データと東京初だけで消すには、今の充実度と2000㍍適性が高過ぎる。展開が向けば最後に一番伸びてくる可能性まであるし、この人気帯なら期待値にも見合う。札幌記念の再現ではなく【さらに強い相手へ進化した姿を見せる一戦】必ず相手には残したい【A評価】です🔥
【中山でこそ怖い馬を、東京の高速2000㍍で買う理由は無い】能力が無い馬ではありません。弥生賞を勝ち、皐月賞2着。昨年の有馬記念でも2着に入り、今年の宝塚記念は重馬場を前で受けながら4着。持っているスタミナと持続力はGⅠ級です。ただ、この馬が一番強いのは【右回り+坂+早めに動く持続戦】。特に中山では、3〜4コーナーから自分で動いて前へ圧を掛け、直線の急坂でもう一度踏ん張る形が合う。一瞬でギアを上げるタイプではなく、早めにエンジンを掛けて長く同じ脚を使う馬。だから中山では、直線へ向く前から動いてもコース形態が味方してくれます。対して東京芝2000㍍は全く違う。直線は525.9㍍。坂を上った後も、まだ200㍍近く脚を残さなければいけない。早めに捲れば長い直線で有力馬の目標になり、仕掛けを待てば瞬間的な加速力で見劣る。この馬が得意な競馬と、東京2000㍍で求められる競馬が噛み合っていません。実際、芝の右回りは16戦して【1勝・2着5回・3着1回】馬券圏内率43.8%。それに対して左回りは6戦して【1勝・2着0回・3着0回】馬券圏内率16.7%。左回りの唯一の勝利も、2歳未勝利の新潟芝2000㍍重馬場です。東京競馬場では4戦して【12着・6着・12着・9着】一度も馬券圏内に入っていません。特に重要なのが昨年の天皇賞・秋。1枠1番から2〜3番手の内をロスなく運び、位置取りとしてはかなり理想的でした。それでも直線では上がり33秒3で12着。勝ち馬マスカレードボールは後方から32秒3を使っています。内枠から前を取って、距離ロスもほとんど無い競馬をしながら伸び負けた。これは枠や展開ではなく【東京2000㍍で求められるトップスピードが足りなかった】と判断するべきです。そして今年は昨年の1番から12番へ。6枠そのものが致命的に悪いわけではありません。ただ12番から前の位置を取ろうとすれば、スタート後の短い区間で脚を使って内へ入れる必要がある。無理をせず控えれば、今度は後方から自分で捲って行かなければ届かない。乗る側からすると非常に難しい枠です。この馬の理想は、道中で他馬が息を入れた瞬間に外から動き、一気に前へ接近する形。ただ今回は、その動きをすればクロワデュノールやマスカレードボールに目標にされる。逆に動かず我慢すれば、直線で33秒前半の脚を求められる。【動いても苦しい】【待っても切れ負けする】どちらを選んでも勝ち筋が薄いです。昨年の有馬記念2着や今年の宝塚記念4着を見れば、タフな馬場や消耗戦になれば怖い。ただ今回は良馬場の東京2000㍍。前走のオールカマーも、得意の中山で2番人気に支持されながら11着。得意条件でも安定して能力を出せていない現状で、適性がズレる舞台へ替わって強く狙う理由は見つかりません。【右回りのタフな持続戦ならGⅠ級】【東京の高速2000㍍では切れ味不足】【昨年は1番から理想的に運んでも12着】【今年はさらに厳しい12番】能力を否定しているわけではない。ただ強い馬でも、合わない舞台では買わない。今回は中山で見せるコスモキュランダの強さを、東京でも期待するのは違う。展開が極端な消耗戦になっても3着候補まで。現時点では用なしの【C評価】です。
【3歳馬の斤量恩恵は認める。それでも古馬GⅠで買うには、前走の内容と13番枠が重い】自分は今年の3歳世代をそこまで高く評価していません。春から有力馬の顔ぶれが大きく変わらず、ロブチェンを中心とした勢力図のまま秋まで来た印象。ロブチェンの三冠は無いと断言した時もそうですが、春の実績だけを見て古馬相手でも通用すると決めつけるのは危険です。リアライズシリウス自身は共同通信杯を勝ち、皐月賞ではロブチェンと0秒2差の2着。左回りは5戦3勝で、東京1800㍍の重賞勝ちもある。3歳馬は56キロで走れるため、数字だけを並べれば買いたくなる材料はあります。ただ、自分が一番重く見るのは前走の毎日王冠。2番枠からスタートを決め、逃げたホウオウビスケッツの直後となる2番手。内をロスなく回り、自分の力を出しやすい位置で運べた。休み明けで馬体重+10キロだった点は考慮しても、あれだけ競馬が綺麗にハマりながら7着。勝ち馬とは0秒4差なので大きく負けてはいないが、直線では上がり34秒1。前にいたセイウンハーデスやホウオウビスケッツを捕まえられず、後ろの馬にも差されています。古馬GⅡで理想に近い競馬をして勝ち負けまで粘れなかった馬が、今回はさらに相手の強いGⅠへ入る。しかも距離は200㍍延び、馬番は前走の2番から13番。東京芝2000㍍はスタートしてすぐに最初のコーナーへ入るため、外枠の先行馬は簡単ではありません。13番から前走と同じ2、3番手を取りに行けば、序盤から脚を使って内へ入れる必要がある。無理に出して行かなければ、ホウオウビスケッツやセイウンハーデス、ネブラディスク辺りに前へ入られ、前走より後ろの位置になる可能性が高い。乗る側からすると、この馬は後方で脚を溜めて最後だけ爆発させるタイプではない。好位で流れに乗り、自分から早めに前を捕まえに行く形が理想。その馬が外枠から位置を取れず、道中で何度もペースを上げ下げする形になると良さは出にくい。逆に外から好位を取り切ったとしても、常に外を回されれば最後の直線でそのロスが響く。天皇賞・秋の過去10年で13番は【0勝・2着0回・3着0回・着外8回】さらに10番から外は【0勝・2着1回・3着2回・着外52回】勝ち馬は一頭も出ていません。もちろん3歳馬の天皇賞・秋成績は優秀。過去10年で【3勝・2着1回・3着1回・着外5回】勝率30%、複勝率50%。ただ、この数字だけでリアライズシリウスを買うのは違うと思っています。近年の3歳勝ち馬は、日本ダービー2着など東京GⅠで世代最上位の能力を証明していた馬。リアライズシリウスは日本ダービー7着で、東京のGⅠを勝った実績もありません。皐月賞2着の能力は認めても、東京2000㍍の古馬GⅠで必要な【位置取り】【瞬時の加速】【長い直線での持続力】この全てを証明したとは言えない。陣営が話すように、前走を使った上積みはかなり大きそうです。大型馬で一度使ったことで息も入り、追い切りの動きも前走より素軽くなった。マイルCSではなく天皇賞・秋を選んだ意図も、右回り1600㍍より東京2000㍍の方が能力を出しやすいという判断でしょう。そこは買える材料として認めます。ただ上積みがあっても、前走から今回は【相手強化】【200㍍延長】【2番から13番への枠悪化】条件は明らかに厳しくなっています。前走以上に粘り込むには、外枠から理想の位置を取りながら余計な脚を使わず、直線ではGⅠ馬を相手にもう一段速い脚を出さなければいけない。正直、求められる上昇幅が大き過ぎます。【3歳56キロ】【叩き2走目】【左回り3勝】魅力はある。それでも自分は、前走の理想的な競馬で7着だった事実と、東京2000㍍の13番枠を重く取ります。世代代表として能力を見せる可能性は否定しない。ただ現時点では、古馬トップクラスを相手に馬券圏内まで残すイメージは薄い。人気や3歳馬データに引っ張られず今回は用なしの【C評価】です。
【今回は舞台のズレを嫌う。ただ、この先で必ず大穴を開ける馬🔥】正直、ジャパンCや有馬記念なら今より買いたい欲が出る馬です。今年は小倉大賞典を勝った後、大阪杯4着、天皇賞・春6着、宝塚記念5着。GⅠの強い相手へ入っても毎回大きく崩れず、確実に地力を上げています。特に評価したいのは大阪杯。13番人気ながら後方13番手から運び、3〜4コーナーで外を押し上げて4着。上がり34秒8はメンバー最速でした。前がある程度流れ、後半に長く脚を使う形ならGⅠでも足りる。これはハッキリ証明しています。宮調教師も2000㍍が一番持ち味を生かせる距離で、GⅠの締まった流れの方が思っている以上に強い競馬をすると評価。前走のチャレンジC11着は休み明けで動き切れなかった部分があり、今回は体の締まりや息遣いも前走とは違うという話です。能力だけでC評価にはできません。ただ今回の東京芝2000㍍が、この馬の最大値を出せる舞台かと聞かれると微妙です。タガノデュードの武器は、一瞬で速い脚を使うことより【早めにエンジンを掛けて同じ脚を長く持続させること】。右回りの中長距離で、3〜4コーナーから徐々に動き、直線で前が苦しくなったところを拾う形が合っています。対して東京2000㍍は、前半をロスなく運び、長い直線で一気に反応する能力が必要。特に今回のようにBコース替わりで内側が回復しているなら、外を回して差すだけでは内を立ち回った有力馬へ届かない可能性が高いです。しかも7枠14番。先行馬ほど致命的な外枠ではなく、後方へ下げれば序盤の消耗は抑えられる。ただ、勝負所から前を捕まえに行く時は必ず外を回すことになる。クロワデュノールやマスカレードボールが内〜中枠からロスなく脚を溜める中、自分だけ大外を回して同じ脚を使うのは簡単ではありません。過去10年の天皇賞・秋は、勝ち馬10頭全てが一桁馬番。14番から勝ち切るには、単純な能力だけではなく【前が止まる展開】まで必要になります。乗る側からすると、今回はスタートから位置を取りに行く必要は無い。下手に押せば折り合いと末脚を失うため、古川吉洋騎手は後方で腹を括り、直線へ向くまで余計な動きをしないはず。理想はホウオウビスケッツやリアライズシリウスが前を引っ張り、コスモキュランダまで早めに動いて前が消耗する展開。前の有力馬が苦しくなれば、この馬の持続力が最後に生きます。逆に前半が落ち着き、直線だけの「ヨーイドン」になれば厳しい。前の馬まで32秒台〜33秒前半を使う中で、後方から外を回して全て差し切るイメージは正直ありません。データ面でも前走GⅢ以下だった馬は、過去10年の天皇賞・秋で馬券圏内ゼロ。前走チャレンジC11着からの巻き返しには、かなり大きな上昇が必要です。ただ5歳馬は過去10年で4勝。年齢は全く問題ないし、今年のレーティング117を見ても能力差が絶望的とは思いません。【大阪杯4着の末脚】【春のGⅠで3戦連続掲示板前後】【叩き2走目の上積み】【2000㍍がベスト】【人気薄での期待値】魅力は十分あります。一方で【東京初経験】【外の14番】【内が使える馬場】【直線の瞬発力勝負】【前走GⅢ11着】今回は越えなければいけない壁も多い。展開が完全にハマれば3着へ突っ込む可能性はある。ただ軸にはできないし、単純な能力比較で必ず押さえたいA評価にも届きません。今後、ジャパンCで内枠を引いて流れが締まる時。または有馬記念で右回りの持続戦になり、早めに動く馬が揃った時。その条件なら今回以上に強く狙いたい!近いうちに人気薄で穴を開ける馬だと思っていますが、それが今回なのかは最後まで迷う。高配当狙いなら3着候補。点数を絞るなら見送る選択もあり。【将来の買い時を待ちながら、今回は展開込みで迷うB評価】です🔥
【2000㍍の実績は認める。ただこの馬の難しさと15番枠が噛み合わな過ぎる】通算9戦で4勝・2着3回。芝2000㍍は3戦して2勝・2着1回と連対率100%。東京も3戦2勝で、前走の札幌記念では自分から勝ちに動いて2着。数字だけを見れば、人気以上に買いたくなる材料は揃っています。条件戦を勝っただけの馬ではなく、エプソムCも1番人気で5着ながら勝ち馬とは0秒3差。前走はGⅡで2着まで来ているので、能力が全く足りない馬では無いだろう!ただ自分は今回C評価。一番の理由は【この馬の課題と8枠15番が最悪に近い組み合わせ】だからです。この馬は気性と口向きに難しさがあり、道中で力みやすく、左へもたれる面も残っている。佐々木騎手も本来は真ん中付近の枠から前に壁を作って運びたいと話していました。ところが今回は15番。東京芝2000㍍はスタートしてすぐ最初のコーナーへ入るため、外枠から好位を取ろうとすれば序盤から脚を使わなければいけない。内へ入れるために出して行けば、馬のスイッチが入り過ぎて折り合いを欠く可能性がある。逆に力ませないよう控えれば、外の後方からになり、1コーナーまでに壁を作れないまま外々を回される可能性が高い。乗る側からすると、最初の200㍍でかなり難しい判断を迫られる枠です。この馬は自分のリズムへ入れば長く脚を使える。ただ、何度もブレーキを掛けたり、外で馬が力んだ状態から直線だけ一気に伸ばすタイプではない。前走の札幌記念は8番から前を見ながら運び、勝負所で自分から動けた。今回は15番から同じ位置を取ろうとすれば、前走以上のエネルギーが必要になります。しかも札幌は小回りで、早めに動いて持続力を生かしやすい舞台。東京は長い直線でGⅠ級の瞬発力まで求められる。前走で先着されたシェイクユアハートに加えて、今回はクロワデュノールやマスカレードボールなど、前でも後ろでも速い脚を使える馬が相手です。サクラファレルが外を回して押し上げる間に、内枠の有力馬は何もせず脚を溜められる。このロスの差は大きい。枠順データも厳しいです。過去10年の天皇賞・秋で8枠は【0勝・2着0回・3着1回・着外20回】15番も【0勝・2着0回・3着0回・着外6回】馬券圏内は一度もありません。単純に外だから来ないという話ではない。東京2000㍍では外枠になるほど、位置を取るために脚を使うか、後ろへ下げて展開待ちになるかの二択になりやすい。サクラファレルのように、前に壁を作ってリズム良く運びたい馬には余計に痛い枠です。状態面は悪くない。最終追い切りは美浦ウッドで4ハロン52秒9―11秒8。前走から継続騎乗する佐々木騎手も、折り合いや道中の力みは改善してきたと話しています。ただ同時に【左へもたれる面はまだ残る】とも話している。内へ潜り込めない可能性が高い15番枠で、この課題が残っているのは見逃せません。外で左へもたれれば、鞍上は右へ修正しながら追うことになる。東京の直線で真っすぐ走れない僅かなロスは、トップクラスを相手にすると致命傷になります。【2000㍍連対率100%】【東京3戦2勝】【札幌記念2着】【4歳馬で成長余地あり】買いたくなる材料はあります。それでも今回は【前に壁を作りにくい15番】【折り合いと口向きの難しさ】【外から位置を取りに行く距離ロス】【初GⅠで一気の相手強化】【過去10年で馬券圏内ゼロの馬番】不安材料の方が明らかに大きい。真ん中付近の枠ならB評価まで残しても良かった。ただ15番から有力馬を倒すには、スタート、折り合い、位置取り、コース取りまで全て完璧に噛み合う必要があります。人気薄でも拾いたい穴馬ではなく【人気薄になるだけの明確な理由がある馬】能力で掲示板へ粘る可能性は認めても、馬券圏内まで狙う条件は狭過ぎる。今回は用なしの【C評価】です。
【2000㍍の安定感は認める。ただ東京2000㍍の16番から買う絵は浮かばない】まず、この馬の能力自体を低く見ているわけではありません。芝2000㍍は9戦して【2勝・2着5回・4着1回・5着1回】一度も掲示板を外していない。ホープフルS2着、皐月賞4着、金鯱賞2着、香港のクイーンエリザベス2世Cでも5着。前走のチャレンジCはトップハンデ58キロを背負い、15番枠から5番手付近へ収まり、1分57秒6で重賞初制覇。前へ行くだけの馬ではなく、馬群の外でリズムを作りながら徐々に加速できる。以前は折り合いに苦労する部分があったものの、近走は精神面も成長。松山騎手の指示を待てるようになり、能力を安定して出せるようになってきた点は買える材料です。陣営も16番について【行く馬を見ながら運べる枠】と前向き。確かにホウオウビスケッツやリアライズシリウスなど、前を意識する馬を外から見ながら運べる並びではあります。ただ、自分は東京芝2000㍍の16番を重く見ます。東京2000㍍はスタートしてすぐにコーナーへ入る特殊な舞台。ジョバンニの理想は4〜6番手付近で前に馬を置き、勝負所から長く脚を使う形です。その位置を16番から取りに行けば、序盤から脚を使って内へ入れる必要がある。中途半端に外へ残されれば、最初のコーナーから距離ロスを背負う。逆に枠のロスを嫌って控えれば、クロワデュノールやセイウンハーデス、ネブラディスクなどに前へ入られ、普段より後ろの位置から競馬をする可能性が高い。乗る側からすると、【出して行けば脚を使う】【控えれば位置を失う】この判断がかなり難しい枠です。前走も15番から勝っているので、外枠は問題ないと思う人もいるでしょう。ただ阪神2000㍍と東京2000㍍では、スタート後の形が全く違う。前走は外からでも前を見ながら徐々に好位へ収まれた。今回はコーナーまでが短く、序盤の僅かな判断の遅れだけで外を回される。前走の外枠克服を、そのまま今回へ当てはめるのは危険です。しかもジョバンニは、一瞬で32秒台の脚を使って全馬を差し切るタイプではない。前走も上がり34秒6。一定のリズムから長く脚を使い、前を一頭ずつ捕まえる持続力型です。今回は内枠のGⅠ馬が最短距離を通り、直線で33秒前半の脚を使う可能性が高い。ジョバンニが外を回して同じ位置まで押し上げる間に、内の有力馬は何もせず脚を温存できる。この差を能力だけで埋められるかと言われると、正直厳しい。東京経験も日本ダービー8着の一度だけ。東京芝2000㍍は今回が初めてです。ダービーでは2400㍍が長かった可能性もありますが、東京の長い直線で一気に加速する競馬を経験し、結果を残している馬ではない。過去10年の天皇賞・秋では【前走GⅢ以下の馬は馬券圏内ゼロ】さらに10番から外は【0勝・2着1回・3着2回・着外52回】8枠も【0勝・2着0回・3着1回・着外20回】前走GⅢ勝ちから外枠で挑む今回の条件は、データ上もかなり厳しいです。状態面を理由に切る馬ではありません。調教後馬体重は前走478キロに対して482キロ。追い切り後も落ち着きがあり、陣営も精神面の成長を強調している。前走で重賞を勝った勢いも認めます。ただ今回は【初めての東京2000㍍】【外から2番目の16番】【前走GⅢ組の不振データ】【内枠に現役トップクラス】【外を回すと末脚の持続力が削られる】買わない理由の方が明確です。中枠から前を射程に入れられるならB評価まで残したかった。それでも16番から好位を取り、外を回しながらクロワデュノールやマスカレードボールを力で倒す競馬までは想像しづらい。能力は認める。2000㍍適性も認める。ただ強い馬でも、枠と舞台が噛み合わない時は買わない。今回は用なしの【C評価】です。